認知機能改善に効果が認められたと言う「プラズマローゲン」を
ホタテから抽出したことで、TBSテレビの「夢の扉+」で紹介された(2015年2月)
九州大学名誉教授の藤野武彦先生。
その藤野先生が理事長を務める病院で、診察を受けることになったY子さん。(母)
GWが明けて間もなく、姉と3人で福岡「BOOCSクリニック」に向かった。
藤野先生は東京と福岡を行ったり来たりされており、福岡の方では週2回診察をされている。
福岡の繁華街、天神からすぐのオシャレなビルの中に「BOOCSクリニック」はあった。
予約制で1番目の診察だったので、待たされることもなくY子さんは各種検査を受けるため
優しい看護婦さんに伴われて消えて行った。
私と姉はいろんな質問が書かれた用紙を記入したり、担当のワーカーさん?(多分)に
Y子さんの様子や、心配なことなどをゆっくり話すことができた。
そしていよいよ藤野先生の診察。
最初はY子さん抜きで、普段のY子さんの様子を聞いて頂いた。
受診前に「夢の扉」の録画を見てはいたけれど
実際にお会いする先生は、TVの何倍も優しくてニコニコしておられた。
机の方に身体を向けて、顔だけひねって話をする先生が多い中
藤野先生は最初から最後まで、きちんとと正面で向き合って話をして下さる。
おかげでとても話しやすく、心配なことを洗いざらい吐き出させて頂いた。
PC入力は秘書の方がされるので、話を中断されることもない。
今度は検査を終えたY子さんと一緒に、ふたたび藤野先生の待つ診察室へ
先生はY子さんに優しく話しかける。
診察と言うより世間話でもするかのように、ゆっくりY子さんの話を聞いて下さる。
「最近忘れっぽくて・・」と言うY子さんに
「いいの、いいの忘れることは悪いことじゃないんだよ~」
「そんなの気にしなくていいんだから!」と、大したことじゃないんだと
Y子さんの気持ちがラクになるよう話して下さる。
「気にしてストレスになっちゃダメだよ~」と、ニコニコ。
Y子さんはすっかりリラックスして、機嫌よくおしゃべりをする。
あっという間にY子さんの診察だけで30分経過。
それでも先生は全く気にせず、ゆっくり話をして下さった。これには驚いた!
その後 各種検査の結果が出るのを、待合室で少し待つ。
予約制なのに待合室は多くの患者さんが居られた。
きっとY子さんの診察が押したんだと思う。
先生はどの患者さんにも1人1人丁寧に時間をかけておられるようで
予約時間が押すのは当たり前のようだった。
あれだけ丁寧に診て頂けるのなら、待つのも苦じゃない。
Y子さんの検査結果が出た。
先生はニコニコしながら、「Y子さん、大丈夫!どっこも悪くないよ~元気元気!」と。
「でもね、ここでは胃カメラだけは出来ないんだよ、
今日は体中の健康診断したから、あと胃の検査までしたら完璧だよ!
この際、胃の検査までしちゃおうよ」 そう先生は仰った。
そして渋るY子さんを「家の近くの胃腸科で胃カメラ受けようよ」と優しく説得して下さった。
病院嫌いのY子さんも、藤野先生の説得には首を縦に振った。
血液検査をはじめ、レントゲンにエコー、心電図などなどあらゆる検査をして頂いたので
あとは胃カメラをして異常がなければひとまず安心できる。
姉も私も本当にホッとした。
肝心の認知症の方も、いろんなテストをして頂いた。
先生は「プラズマローゲン」のゼリー(コーヒー味よ)を
「これを飲んでみてよ、そしたら今度のテストは点数がもっと良くなると思うよ」と
優しく勧めて下さった。
Y子さんも「これ美味しいですよね」と気軽に飲む事を承諾していた。
次回、1か月後の予約をし帰路についた。
藤野先生はビックリするほど優しい人だった。
ずっとニコニコされていて、Y子さんだけでなく姉も私も本当に癒されたのでした。