2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

学習障害って何だ?

今回は認知症の話しではなく、「学習障害」のグレーゾーンに属していた息子の話。

「学習障害」と言う言葉をご存じだろうか?

「学習障害とは、全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、または推論する能力のうち特定の物の習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を示すものである。」(Wikipediaより抜粋。)

今はわりとよく知られるようになっているが、息子が小学校に入った当時(14年ほど前)は

あまり知られていない言葉だったように思う。

息子は小さい時から拘りが強い、扱いにくい子どもだった。

でもその拘りの強さはいい方に転ぶと、とことん興味を追及し大人も驚くような知識を得る。

3歳頃から恐竜に夢中になったそんな息子の、恐竜に関しての知識はかなりのものだった。

ただそれ以外の事にはてんで無関心。

幼稚園の年長さんになっても「ひらがな」も書けない子どもだった。

「小学校に入れば自然に覚えるよね!」そう呑気に構えていた私。

それを心配しY子さんは息子に「ひらがな」を教える役を買って出てくれた。

その頃のY子さんはバリバリ元気な若いおばあちゃんだった。(懐かしいな~)

私たち3姉妹と孫(うちの娘)を見てきたY子さん、そんなY子さんが息子に首をひねった。

全く「ひらがな」を覚えないと言うのだ。どこか変だ・・・そう言いながら心配していた。

「興味がないから覚えないだけで、頭は悪くないと思うよ。」

息子の恐竜に関するずば抜けた記憶力に安心していた私は、全く心配していなかった。

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小学校に入学後、わりと早い段階で担任の先生に「この子は普通じゃない」と言われる。

どの子も「ひらがな」くらいは書けるのに、この子は全く書けないと。

慌てて家でも練習をさせてみたが覚えるのには相当な時間がかかった。

テストの点数は散々だったし、漢字もカタカナも上手く書けなかったけれど、

聞いたことはちゃんと理解しているし、口も達者なので私はあまり気にならなかった。

そして「馬鹿な子ほど可愛い」ではないけれど、そんな所も可愛いと笑っていた。

なんだかヘン?そう心配し始めたのは小学校4年くらいになってからだろうか。

国語の宿題「音読」が全く上手にならない。

そして漢字を覚えることがそれ以上に出来ないのだ。

理科や算数はちゃんと出来るのに、国語は全くもってお話にならない。

漢字テストの前にはちゃんと家でも練習をさせるのに、点数はほとんど取れない。

ノートに書かれている文字もかなり汚く、間違いだらけ。

もはや本人のやる気の問題ではない、何かがおかしい・・・やっとそう気が付いた。

そこで初めてネットで検索をしてみた。「漢字 書けない」と。(今でも覚えている)

その検索にヒットしたのサイトの中に「学習障害」と言う言葉をみつけた。

「書けない」「読めない」子の状態が息子の様子とピッタリ当てはまった。

もしや学習障害?そう疑いながらも、「やれば出来るはず!」と言う気持ちも捨てられなかった。


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