熊本県地震とY子さんの話。

熊本県地震。

2日目に起きた強い地震により、さらに被害が広がっている。

亡くなった方々の人数も少しづづ増えて行く。

熊本城も、阿蘇神社も倒壊し、ドライブでよく渡った阿蘇大橋も崩落してしまった。

大好きな南阿蘇の景色も見るも無残に変わってしまった。

 

大きな地震の後は余震も減り、揺れも小さくなると思っていたのに・・・

そこへ2日目の大きな地震が襲った。

1日目の地震が前震で、2日目の地震が本震に変更になるという展開。

我が家も震度5の初めて経験する強い揺れに見舞われた。

その後に続く強い余震と、けたたましく鳴り響く緊急速報のメール音。

寝られない状態に神経が随分とすり減った。

 

そんな地震の中、築65年の実家とY子さんの様子がとても気になった。

1日目の地震の時に父に「大丈夫?」とメールをした。

するとすぐに父からこんな返信が来た。

「地震を怖がったワンコが、お母さんの膝から離れなかったよ」と。

Y子さんにワンコを飼わせようと言う計画はそろそろ2週間以上が経過している。

初めは「早く飼い主を探して!」とワンコを触ろうともしなかったY子さんだが、

最近ではワンコを見る目が優しくなっており、しつけもしている様子。

「頭がいいワンコよ~」と誉めるようにもなっている。

 

でもやっぱり「家では飼わないから・・・」そう言いながら、全力で愛情を注がない。

そんなY子さんとは対照的に、父はワンコを溺愛し甘やかしている。(笑)

そんな可愛がっている父ではなく、Y子さんの膝に逃げ込んだと言うワンコ。

いざという時に誰が頼りになるのかを、一瞬で判断するあたりが野生の本能の凄さだ。

翌日実家に行った時、Y子さんはニコニコ嬉しそうだった。

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その日の夜、Y子さんの家も震度5の地震に襲われる。

夜中ではあったが、すぐに父に電話をかけ安否確認をした。

幸い漆喰の壁の縁から沢山の埃が落ちただけで、他に被害はなく安心した。

実家の近くには避難所になっている小学校があるので、大きい揺れが来たら逃げるよう言った。

父も母も着替えて待機していると言っていた。

 

翌朝、実家の様子を見に行くと、Y 子さんはいつものように掃除機をかけていた。

「昨日の地震、怖かったやろ??」そう言うと母は不思議そうな顔でこう言った。

「地震あったの?11時に寝てから朝までぐっすりだったから、地震に気が付かなかったよ。」と

「ええ!凄い揺れだったよ!」と言うと、

「そうなの?寝ててちっとも気が付かなかった~」と笑う。

どうやら地震で飛び起きて、着替えて待機してことは覚えていないようだ。

 

うむ~いいのか?悪いのか?

あんな体験をスッパリ忘れるなんて・・・どうよ?

でもその前日の地震でワンコが膝に逃げて来た事は、ちゃんと覚えていた。

地震で怖い思いをしてストレスを溜められるよりはいいよね。

嫌な記憶は無くなって、楽しい記憶が残っていることはいい事だ。

そう思う事にしよう。

そして何より被害もなく、家族が皆元気だった事に感謝したいと思っている。

 

 

被害に遭われた多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。

1日も早い復興をお祈りしています。

 

 


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