2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

鼻歌まじりのY子さん。

梅雨のどんより天気にもかかわらず、

今日のY子さんは上機嫌だった。

「ふんふん♪ふんふん♪」

鼻歌を歌いながらワンコの近くに蚊取り線香を用意していた。

「蚊に刺されると可哀想だからね~♪」

そう言いながら、ワンコのお世話をしていた。

本来ならば家の中で飼ってあげたいところだが、

実家のワンコは外で飼われている。(柴犬よ)

父もY子さんも「犬は外で飼う派」なのだ。

でも大きく張り出した屋根の下に、やたら大きい犬小屋が置かれており

居住環境は悪くはなさそうだ。

そして庭に長く張られたワイヤーにリードが掛けられており、

シャーンと音を立てながら、ワンコは庭中を走り回っている。

元気いっぱいのワンコにとっては、なかなか楽しそうだ。

雨が降ればビニールをかけてやり、晴れたら風通しをよくする。

西日が射せば、すだれを立てかけてあげるY子さん。

リセットのスイッチが入れば「もう犬は飼わない!」と文句を言うが、

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それ以外の時はまめまめしくワンコの世話をしているようだ。

もともとお世話好きだしね。

 

「ふんふん♪ふんふん♪」

妙に機嫌よくワンコの世話をし、楽しそうに話をしていたY子さん。

機嫌がいいのは嬉しいが、なんだかちょっとヘンな感じ・・・・

こんなに機嫌が良くなった原因って何だろう??

何を忘れて何を覚えているのかも、基準はサッパリ分からないし、

どこで怒りスイッチが入って、どこで穏やかになるのか??

毎日目を皿のようにして観察しているが、それもさっぱり分からない。

認知症ってホントに捉えどころのない病気だね。

まあ、私なんかに分かるわけないけどさ・・・・

 

願わくばY子さんが毎日、鼻歌を歌っていられますように。

忘れちゃってもいいから、穏やかな気持ちでいられますように。


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