毎日Y子さんの家に届けるオカズ。
それらはオカズにあわせた大きさのタッパーに詰められる。
陶器の保存容器だったり、耐熱ガラスだったり、
普通のプラスティックだったりと素材は様々だ。
そして食べ終わって空になったタッパーは、
Y子さんが袋に入れ、勝手口の脇のフックに掛けてある。
それを私が毎日持ち帰るという仕組みになっているのだ。
普段は私が持込んだタッパーばかりなので、Y子さんも迷わずにすむ。
ところが時々、姉がオカズを数品差し入れしたり、
叔母が「たくさん作ったからどうぞ!」と差し入れてくれたりする。
それ自体はとても有難い事なのだが、困るのはタッパーの返却。
Y子さんの頭の中には「タッパー=私に返却」の図式が刻まれている。
何度「コレは私のじゃないよ!」と言ってもダメなのだ。
気が付けば私が持ち帰る袋によそのタッパーが入り込んでいる。
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「コレは姉ちゃんの家のだから、こっちの袋に入れるね」
そう言って姉が持ち帰る為の袋に入れ、違うフックに掛けてみる。
それでもたまにしか実家に来ない姉の袋はいつしか無くなり、
やっぱりタッパーは私の袋に入り込んでしまう。
何度言っても一度思い込んだ事をリセットできないのだ。
姉のものならまだいいが、叔母の家の器だと本当に困る。
一度思い込んでしまった事が脳に刻まれ消えないY子さん。
一体どうしたらいのだろう・・・・
たかがタッパーなんだけど、人様の物に違いはない。
今日も袋に見慣れないタッパーとガラスの器が入っていた。
さて・・・・また返却バトルの始まりだ。
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