2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

話を合わせるのって大変だ~!!

毎日元気でご機嫌もいいY子さん。

この頃はお相手をするのもあまり苦ではなく助かっている。

とは言え、初期の認知症であることに変わりはなく・・・・

記憶力のほうは怪しいことが多々あるのが現状だ。

落ち着いている時はさっきの会話を覚えている事も多いが、

「もしかして私、忘れてる??」と本人が気が付いたとたん、

プチパニックになって、ついさっきの事も忘れてしまう悪循環に陥る。

 

先日無事に娘が就職の内定を頂いた。

「結果は1週間から10日程度で郵送にて届きます。」との事だったので、

1週間を経過した頃から、毎日毎日郵便屋さんを待つ生活を送っていた。

なので当然、Y子さんとの会話にもその話が・・・・

「合格するといいね~」と毎日のように2人で話をしていた。

待ちわびる事12日目、やっと届いた内定の通知。

娘は早速、Y子さんに報告の電話をかけ喜んでもらっていた。

でも年明けの国家試験に合格しなければ内定は取り消しになる。

それを知っているY子さんは娘を激励してくれた。

そしてその後、私とも電話で再び国家試験の話をしたY子さん。

まるで応援団長のように娘を応援してくれていた。

 

その翌日。

いつものようにY子さんの家にオカズを持って行き、

「とりあえず内定してちょっと安心したね。」とY子さん言うと、

スポンサードリンク

 

「ん?何が?」との返事。

お~まいがっ!またやっちまったよ・・・Y子さん覚えてないじゃん!

アワアワと慌てながら、「○○(娘ね)、就職内定出たんだよ。」

「Y子さんに電話ておくって言ってたのに、電話してなかったんだね!」

と、娘が電話をしなかったと言う設定に無理やり着地させてみた。

 

するとY子さん、ホッとしたような顔をして「電話なかったよ!」と言った。

「も~○○ったら!ダメよね。」と話を合わせながら心で娘に手を合わせる。(笑)

ところがですよ・・・話をしているうちに、なんとY子さんの記憶が蘇ったのだ。

「ん??でもよく考えたら、昨日その話アナタとしたよね?」

「電話で内定したってアナタが言ったよね!?」と言い出した。

この展開マジで困るんですけど・・・・(汗)

もはやどう誤魔化していいのか分からん!!

 

「えっ?そうやった?私も色んな人と電話で話したからウッカリしてたよ。」

そう言ってはみたが、Y子さんは目をクルクルさせながら不安顔になった。

「私ね・・・最近すぐに何でも忘れるみたいなのよ。」と落ち込む。

「そんなのその年になったら皆そうよ。」と慰めるしかない私。

プチパニックになったY子さん、その後の記憶力はボロボロだった。

 

でもね、いいのか悪いのか?こんな事もきっとすぐに忘れるよね。

明日になったらもう覚えていないはず・・・多分・・きっとね。(汗)


認知症 ブログランキングへ
にほんブログ村

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください