母の認知症治療<2> 

去年の夏頃、あるサイトでY子さんの認知症に関する記事を書かせて頂いていた。

20本ほど書いた時点で残念ながらそのサイトは閉鎖してしまったので、

書いた原稿がそのまま返却された。

その後は放置していたのだが、せっかく書いたのでここに残そうと思いついた。

今まで書いた内容とダブる部分も多いが、文章の感じや表現が違うので

本音と建前ってな感じで(笑)読んで頂ければ・・・と思う。

 

 

認知症と診断されるまで-母の認知症治療<2

自身の物忘れを認めたがらないのは相変わらずの母でしたが、家族で打ったお芝居のおかげで、やっと認知症の検査を受ける気になってくれました。でも診断結果を受けるまでには、思いのほか長い道のりが待っていました。

 

脳神経外科で認知症テストとCT検査

私達家族は、脳検診を嫌がっていた母になんとか検査を承諾させ、脳神経外科病院に連れて行くことになりました。

自身の物忘れを認めたがらない母の日頃の様子を前もって相談に来ていたこともあり、母を診て下さった先生の対応には安心感がありました。 

とても優しく対応していただいたので、緊張気味だった母もすぐに笑顔で話をするようになりました。

 

「孫から言われて検査に来たけれど、自分は大丈夫!」 と言い、 

「時々物忘れはするけれど、それはこの年齢ならあたりまえ」 

そう先生に一生懸命話していました。

先生は母に話を合わせながらも 

「でもせっかく来たんだから、一応検査をしようよ!」 

と、上手に認知症検査のテストをはじめ、CT検査を受けるよう促して下さいました。

先生のおかげで母も気楽に検査を受け入れてくれて安心しました。

 

診断結果は異状なし、MRI検査は物忘れ外来へ

認知症テスト、CT、先生との面談を済ませた母の検査結果は「年齢なりの物忘れはあるが、認知症ではない」というものでした。

でも普段の母の様子を見る限り、「年齢なりの物忘れ」では納得できないものがありました。

実は私の妹は放射線技師をしています。 

その妹から検査の前に 

「CTでは正確な診断ができないから、必ずMRIをしてもらうようにしてね」 

と言われていました。

 

そこで念のため、先生にMRIを撮って欲しいとお願いをしてみました。 

先生は快く承諾してくださり、国立病院の「物忘れ外来」の方へ詳しい検査とMRIの予約を入れて下さいました。

そして母に 

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「せっかくの機会だからきちんと検査してみようね!」 

と、再度検査を受ける事を納得させて下さいました。

「物忘れ外来」のMRIは予約が多く、検査は1か月後まで待つことになりました。

 

「さすが専門機関」の思いを撤回、物忘れ外来ってこんな所?

国立病院の「物忘れ外来」受診当日。 

前の病院での検診から間が空いてしまったので、この日も病院で検査を受けなければならないと知らされた母は、とても不機嫌でした。

検査中は、MRIの検査の技師さんに対して「狭くて苦しかった」だの「もう2度とこんな検査には来ない!!」などと怒りをぶつけるので、付き添っていた私は肝を冷やしました。

 

この病院でも母は改めて認知症の検査をしました。 

その間、私はワーカーさんに普段の母の様子を細かく伝えました。 

母がそばにいなかったのでとても話しやすく、さすが「物忘れ外来」だと思っていました。

ところがそう思ったのは間違いでした。 

母の検査が済んでいざ先生に診て頂くとなった時、ワーカーさんにすでに伝えたことを、また繰り返し話さなければならない状況になりました。 

しかも母のいる所で・・・

 

忘れてしまう自分に不安だらけの母は、先生が私に事務的に質問する内容を怯えたように聞いていました。

そんな母が気になり、私は思うように答える事ができませんでした。 

これでは何のために事前にワーカーさんと話をしたのか分かりません。

認知症の検査の手法はどこの病院でも同じなのかもしれません。 

でも母のように忘れることに不安がある人には、とても酷な方法だと感じました。

 

検査の結果「アルツハイマー型認知症」と診断

母はMRIの結果、海馬が委縮しており「初期のアルツハイマー型認知症」と診断されました。

お医者さんからは特に細かい説明もなく、ただ結果だけをポンと言われただけでした。 

その結果を聞きながら母は何の反応も見せませんでした。 

自分のことだと理解していなかったのかもしれません。

認知症だろうとは思っていましたが、改めてそう告げられるとやはりショックでした。

 

1週間は薬を飲み、その薬が体に合うかを確認して、その後量を増やしていくと告げられました。

とにかくこれで早く治療を始めることができる。 

少しでも進行を遅らせることができれば、それだけで有り難い・・・ 

そう思い「物忘れ外来」を後にしました。  (つづく)

 

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