2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

お犬さま計画。経過報告

寂しがりになったY子さん(母)の為に犬を飼う計画を立てた家族。

過去記事はこちら→お犬さま計画。スタート

お犬さま計画。ワンコちゃんがやって来た。

お犬さま計画。いったいどうなる?

すんなりワンコちゃんを受け入れてくれるとばかり思っていたが

Y子さんは「もう生き物は飼わない!」と決して首を縦に振らない。

それでも時間が経つにつれ、Y子さんの態度もずいぶん柔らかくなってきている。

「情が移ると困るから私は犬の相手はしない!」そう言っていたけれど

父が留守の時に密かに相手をしているようだ。

最初は怒りオーラを放つY子さんの近くには、決して近寄らなかったワンコが、

このところY子さんの足元にすり寄って行く事が増えてきたのだ。

Y子さんは知らん顔を決め込んでいるが、ワンコの方は正直だ。(笑)

それでも思い出したように「もう生きものは飼わないから、早く飼い主を見つけて。」と言う。

前に飼っていた犬を精一杯大事に育てたからもう十分だと・・・・

Y子さんはとても愛情深いので、一生面倒を見られない可能性を考えると

安易に受け入れることが出来ないのだ。

それは当たり前の事だと家族は十分に分かっている。

それでもY子さんに寄り添って、癒してくれる存在が欲しいと思う。

「あと10歳若かったら飼ってもよかったけど・・・」Y子さんはそう言う。

「Y子さんが面倒見れなくなったら私が責任持って育てるよ!」

私がそう言っても「うん」とは言わない。

そんなY子さんをよそに父はワンコに夢中だ、毎日楽しそうに相手をしている。(笑)

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我が家にやって来たワンコは想像以上賢い子だった。

オシッコも大きい方も、失敗したのはたったの1回。

トイレはすぐに完ぺきに覚えた。

夜中にキャンキャン鳴いたのも初日だけで、それ以降は全く鳴く事もなく

父が起きるまで黙ってひとりで遊んでいるそうだ。

ケージはお縁に置いてあるのだが、Y子さんがお縁から部屋に入らないよう教えているので

障子が開いていても勝手に部屋に入って来ない。

が、Y子さんが居ない時はウキウキ入って来るそうだ(笑)

そんな賢くて可愛いワンコを見るY子さんの表情は、少しづつ柔らかくなっている。

そして「別れる時に寂しくなると困るから、可愛がらない!」と言い方も変わって来ている。

ワンコを連れてきた日は怒りと戸惑いで、認知症の症状がグンと悪くなり心配したが、

今はすっかり落ち着いて、元通り穏やかになっている。

そしてワンコ繋がりで、昔飼っていた犬の思い出話を楽しそうにする。

「賢かったよね~♪」「可愛かったよね~♪」と、犬が居た頃の楽しさを思い出している。

よしよし・・・いい傾向だぞ。

今日は「お父さんが面倒を見るって言うなら、飼ってもいいけど・・・」そう言いだした。

きっともう一息!

Y子さんは父が「飼おう!」と言い出すのを待っている。

本当は可愛がりたいけれど、人にもらわれるなら可愛がらないと決めているY子さん。

きっともうすぐ思う存分可愛がれるよ。(笑)

きっとそうなる・・・・はず。

 
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