2014年の夏。
国立病院の「物忘れ外来」で、母と2人並んで検査結果を聞いた。
「アルツハイマー型認知症ですね。」
パソコンを見ながら、ポイっと投げ捨てるような口調で医師が言った。
そうだろうとは思っていたものの、現実を突きつけられやはり動揺してしまった・・・
でも診断結果は「ごく初期」の認知症だ。
今はいい薬もあるし、進行を遅らせる方法はきっとあるはず。
そう思いながら「アリセプト」と言う薬を受け取り、岐路についた。
母は分かったような、分からないような顔をして「お昼ご飯は何を食べようか?」なんて言ってたっけ。
あれからの1年半は、本当にアッと言う間だった。
自分なりに、あの手この手で認知症に向き合ってきた。
先の見えない不安や恐怖、もしかしたら改善してるかも??なんて安易な期待。
いろんな感情に翻弄されながらの日々。
一進一退を繰り返しながら、現在に至る。
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今は・・・どうなんだろう?
あの夏の日と比べて、母の症状は進んでいるんだろうか?
実はよく分からない。(笑) 出来なくなった事もあるけれど、落ち着いている部分もある。
一進一退で結局のところ足踏み状態なのか?
今は病院には行っていないので、数値的な部分での判断はできない。
でも先のことは全く分からない。
これから坂を転がり落ちるように、症状が進むことだってあるだろう。
私に出来る事は、認知症の母とただ向き合っていく事だけ。
そんなこれからの日々を、日常のあれこれを交えながら綴っていこうと思う。
落ち着いてる時も、泣きたいときも ムカつくこともいっぱいあると思う。
そんな気持ちも書いて行こう!
備忘録ってやつですね。
未知の世界に向かって・・・・GOです。
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