2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

食べる事って大事だ。

Y子さんが認知症を発症した当時、鬼のような顔でいつもイライラして、父の悪口や他の何かに対する文句ばかり言っていた。

食欲もあまり無く、すっかり痩せてしまい、何を食べても「甘い」と言い、好きな食べ物も食べたい物も分からなくなっていた。

毎日食事を作って届ける私に対しても「アンタの作るご飯は甘いもんね・・」と、そんな苦情ばかり言っていた。

人に気を使ったり、感謝をしたりと言う感情がすっかり抜け落ちていて

「もう昔のY子さんは居なくなってしまったんだな・・・」と悲しい気持ちになったのを覚えている。

 

あれから数年。

今のY子さんはあの時のY子さんと全く違う。

いつもニコニコしてご飯も美味しく何でも食べる。

ご飯を届ける私に対しても「忙しいのにいつもありがとうね~♪毎日美味しく頂いてますよ。」と、必ずそう言ってくれる。

相変わらず物忘れは多いけど、人に対する思いやりの気持ちはちゃんと取り戻している。

私にとってそれが何よりも嬉しい。

 

Y子さんがいい方に変わった一番の要因は、ストレスのせいで出来ていたデッカイ胃潰瘍が治ったおかげだ。

胃潰瘍が治って食欲が戻るとともに、徐々に顔も穏やかになり気持ちが落ち着くようになった。

少しふっくらして顔色も良くなり、何でも「甘い」と感じていた味覚も戻ったし、白髪で真っ白だった髪も少し黒っぽく変わってきた。

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そのY子さんの変化には本当に驚いた。

そしていかに 「食べる事=栄養を摂る事」 が大事なのかを実感した。

胃潰瘍事件以降、少しでも認知症に効果がありそうな栄養素は、なるべく使うように心がけている。

Y子さんの為だけでなく、自分や家族の為にもなるはずだからね。

認知症に効果的な食事とは?

 

食事の効果はすぐに出るものでは無いと思う。

でも間違いなく数年後に違いは出てくる。(と、信じている)

 

今日食べているもので明日の身体が出来る。

いつもそんな気持ちでご飯を作っていこうと思う。

 

 

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