Y子さん(母)の様子がおかしい!「うつ病なのかも?」そう思った2013年の秋。
近くに住む姉と、遠方に住む妹に相談し しばらく様子を見ながら、
どこか良さそうな心療内科を探す事にした。
うつ病かも?と言いつつ、実は認知症じゃないかと誰もが思っていたようだ。
でも、きっと思い過ごしだ・・・そう思いたかった。
とにかく心療内科で診てもらえば、そこはハッキリするだろう。
心療内科は決めたものの、今度はどうやってY子さんを連れて行くか?それが問題だった。
とりあえず私がチャレンジしてみた。
「Y子さん、なんかストレスが溜まって疲れ気味みたいだから、1回病院に行ってみよう!」
そう誘ってみたが 「アンタ、バカじゃないの?なんで何処も悪くないのに病院に行くの?」
そうせせら笑われて即終了。秒殺だった・・・・
Y子さんは健康が自慢で、病院に行くのか大嫌い!
薬を飲む習慣もほとんどないので、病院に行くなんて以ての外なのだ。
もちろん健康診断なんてしに行かない。
仕方ないね・・・・しばらく様子を見よう。 結果的にそう言う成り行きになった。
Y子さんを病院に連れて行くのは、並大抵のことではない。
この頃から気になる行動が、ちらほら見えるようになった。
*とにかく父の悪口を言うようになった。
もうね、憎しみ込めたような顔つき、話しっぷりなんですよ・・・聞くのもキツイですわ。
もともと不仲だったわけではなかったのに、
昔のイヤだった事ばかり思い出して 怒りが湧き上がってくるような感じ。
*味覚が変わって来た。
何を食べても「甘い」と言うようになり、食欲が落ちて来た。
外食に出ても、食べたいものが思いつかないようになった。
*やたら下着を買いに行くようになった。
「買いたいものがあるから、買い物に付き合って!」Y子さんから電話。
これは今までと同じなんだけど、この頃は決まって下着ばかり買っていた。
「この前も下着買ったよ。」そう言っても 「あれは夏物」とか「あれは出かけた時用」などと言い訳しつつ 何枚も買っていた。
*忘れっぽくなり、同じことを繰り返すようになった。
数年まえからこんな事はあったけれど、年齢なりかとも思っていた。
*友人の話をしなくなり、「私には友達が居ない」と言うようになった。
もともと気が強い人なので、ちょいちょい人間関係のトラブルはあったように思う。
*長く続けている趣味をやめようか?と言うようになった。
ずっと続けていた教室も閉め、自分が習いに行くのも嫌になって来たようだった。
少しづづ、Y子さんの様子が変わって行く。
それを「きっと大丈夫・・・」そう思いながら(願いながら)見守っていた。