2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

血の気が引いた瞬間。

娘が先輩の結婚式に招待された。

結婚式場でヴァイオリンを弾くバイトをしてはいるが、

お客さんとして呼ばれるのは初めてなので、

ずいぶん前からウキウキ、ワクワクしていたようだ。

洋服も靴もバッグも準備し、キレイなマニュキュアも塗った。

しか~し、普段から全くオシャレに興味がなく、

色気も何も全然!!の娘は、上手に化粧が出来ない。(笑)

もちろん髪も自分ではどうすることも出来ないのだ。

 

そんな娘に救いの手を差し伸べたのは、友人の娘。

メイクも上手で髪も器用にセット出来る、女子力が高い大学生だ。

数日前からヘアアイロンなどの小道具を持参して、

娘の髪をセットする練習をしてくれていた。

当日は学校が終わり次第、我が家に駆けつけて、

メイクと髪のセットをするよう計画してくれていた。

 

で、今日がその結婚式の当日。

お昼を少し過ぎた頃に友人娘から「今から来るね」とメールが来た。

友人も助手をするため、我が家に駆けつけて準備万端。

ところが・・・・しばらくすると友人の携帯が鳴った。

「娘が事故って救急車で運ばれた」との連絡が入ったのだ。

全身の血がザーッと音をたてて引いた。

幸い大したケガではないと救急隊員さんは電話口でそう言った。

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友人は落ち着いた様子で病院に向かった。

 

私も一緒に駆けつけようかと思ったが、友人から止められ、

とにかく娘のメイクと髪をなんとかしてやってくれと言われた。

「私のせいで・・・」と半泣きになる娘をなだめ、

とりあえずセットをしようと試みたが、なんせ私も不器用だ。

結局、美容院に電話をし「30分でなんとかして~!!」と泣きついた。

落ち込む娘を美容院に押し込んだ時、友人から電話があった。

「たんこぶ出来ただけだった!もう病院出たよ!大丈夫よ!」と。

本当に本当に心からホッとした。

娘も涙目だった・・・

 

キッチリ30分でヘアメイクを仕上げて頂き、こちらもなんとか間に合った。

いつもとは別人のようになった娘を結婚式場に送り家に帰ると、

すぐに友人と友人娘が、現場検証を終えて我が家にたどり着いた。

友人娘はしっかり元気で、フロント部分が壊れたバイクを走らせて来た。

「びっくりした~」と笑う友人娘の顔を見て、本当にホッとした。

大怪我しなくて良かったよ・・・・(涙)

 

なんだか一気に身体の力が抜けた。

ホントに無事で良かった・・・・ホント良かった。


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