2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

まるでホームレスなY子さん。

このところ朝晩ずいぶんと寒くなった。

朝はタイマーでエアコンを稼働させる日も増えて来た。

痩せっぽちなお年寄り(父も母もね)は寒さに弱いらしく、

Y子さんの家にはもうストーブが出してあった。

こんな季節になると気になるのはY子さんの服装だ。

本人は一応、季節感を意識しているらしく洋服の色合いは秋っぽい。

しか~し洋服の素材はまだまだ夏のモノが多いのだ。

ペラペラ生地の七分丈のパンツを履いて、うすっぺらなインナー、

その上に2~3枚さらに夏物のような洋服を重ねている。

しかもどっから引っ張り出して来たのか??と目を疑うような、

昭和テイストのデザインの洋服を着こむのだ・・・(汗)

元々モノを捨てないY子さん。

その性格は認知症になってますます強くなってしまった。

なのでY子さんの部屋には、カビ臭い洋服が山のようにある。

今の住まいに引っ越しをする時、なんとか捨てようと試みたが、

執拗なY子さんの監視により、処分することが出来なかったのだ。

その後、Y子さんの目を盗んで時々カビ臭い洋服を処分しているが、

それも限度がある。(Y子さんお出かけしないからね)

そんなカビ臭いコレクションの中から選ばれた洋服たちは、

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デザインの古さは勿論、穴が開いている物もチラホラ。

それを重ね着するもんだから、まるでホームレスのようになっている。

お洒落で洋服を買うのが大好きだったY子さんのタンスには、

素敵なセーターや暖かそうなパンツが山ほどあるのに・・・

「もっと秋らしい洋服にしたら?」「その洋服は凄くヘン!」

そう毎日のように言っているのだが、「コレ着やすくて好きなの♪」

「新しい服は家で着るのは勿体ないしね~」と、そればかり。

全く聞く耳を持たない。

どうしたもんだろう・・・・・(汗)

部屋に入ってタンスを開けられるのを異様に嫌がるY子さん相手では、

なかなか選んで出してあげる事も出来ないのだ。

認知症になって以降、今までに以上に新しいモノを着るのは勿体ない!

と言う気持ちが強くなっているのもホームレス姿の原因のひとつ。

勿体ない精神もここまで来ると問題だらけだな。

認知症になる前に勿体ない精神を発揮してくれていたら、

Y子さんの洋服代が浮いてウチはもっとお金持ちだったぞ。(笑)

そんな事を考えつつ、ホームレスY子をどうしようか悩む日々なのである。

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