2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

サプライズふたたび!

先月の初め、遠方に住む妹が帰省して来た。

前回同様、両親には全く内緒の隠密行動だ。(笑)

帰省することを前もって知らせておくと、Y子さんが「ご飯の準備はどうしよう?」

「私は何をすればいい?」と、アレコレ気をもんで疲れきってしまうので、

最近では知らせることなく、サプライズで喜ばせる事にしている。

両親の驚き喜ぶ顔を見るのは、私たちにとってもワクワクする楽しみになっているのだ。

妹はY子さんが認知症と診断されて以降、年2回~3回のペースで帰省する。

仕事が忙しい中いつも大変だと思う。

以前妹に「そんなに無理して帰って来なくてもいいよ。」と言ったことがある。

すると妹はこんな事を言った。

「年に2回帰ったとして、10年で20回しか親の顔を見ることが出来ないんだよ。

最近そんな事に気が付いたんだ。」と。

そうか・・・そんな事思いもしなかった。

すぐ近くに住み毎日のように実家に行く私の、たった1カ月分くらいしか会えないんだね。

私はY子さんが認知症になってから、自分ばかり大変だと思っていた時期もあった。

ストレスが溜まってイライラし、遠くに住む妹のことを羨ましいと思った事もある

でも遠くに住む妹にはそんな思いをすることも出来ない。

忙しい合間を縫って帰って来るのは、両親の為でもあり自分自身の為でもあるんだね。

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両親を驚かせる時の妹は本当に楽しそうだ。

そしてY子さんが前回会った時より調子がいいと、とても喜んでいた。

胃潰瘍もすっかり良くなり、食欲も出ていたY子さんは少しふっくらし顔色もいいと。

会うたびに元気になっていると、妹は嬉しそうだった。

Y子さんの変化はなかなか会う機会がない妹の方がよく分かるようだった。

妹の滞在は2泊3日。

その間Y子さんはずっとニコニコ楽しそうだった。

最近のY子さんは昔話をするのが一番気楽なようで、懐かしい話に花が咲いた。

普段あまり外出したがらないY子さんだけど、妹と一緒にドライブにも出かけた。

妹の帰省という嬉しいサプライスは、

Y子さんにとっても、脳にとっても(笑)いい刺激を与えてくれたようだ。

あと何回Y子さんを驚かせる事ができるかな?

まだまだずっと、サプライズを続けたいな。

その為にもY子さんには元気で、そして脳の方にもしっかりしてもらわないといけない。

私も自分に出来ることを、自分のペースで(コレ大事ね)やって行こう。

今度妹がサプライズ帰省した時に、

「Y子さん、また元気になってるね♪」  そう言ってもらえるように・・・・・ね。

 
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