2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

ヘンだぞ!そう思ったきっかけ。

まずは母のことを少し書こうと思う。

普段は「お母さん」ではなく名前で「Y子さん」と呼んでいるので、

これからはいつものように Y子さんと呼ぶことにしよう。

昭和15年生まれ現在75歳。 今は車で5分ほどの所に、父と2人で住んでいる。

運動が好きで、手先も器用。 料理も上手で、いつも美味しいご飯を作ってくれた。

趣味で出かけることも多く、いつも元気いっぱいのおばあちゃんだった。(あ~過去形だわ)

洋服を買うのも大好きで、ピンクのジーパンなんかも着こなしちゃう人。

で、とっても気が強い負けず嫌いな人(笑)

そんなYさんの様子がなんだかヘンだと思ったのは、認知症と診断される1年ほど前だった。

父が膝の手術をしたので、姉と一緒に付き添いをした。

手術自体は内視鏡による簡単なもので、入院も1泊だけだったので付き添うほどでもなく、

Y子さんも全く付き添う気はないようだった。

でも誰か1人くらいは病院に居たほうがいいかな? そう思い姉を誘ってランチがてら出かけた。

ところがなぜか?この付き添いがY子さんの逆鱗に触れた。

「自分には内緒で、お父さんにばかり優しくする」

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「私だけのけ者にするなんて、なんて冷たい娘たち・・・育て方が悪かった」

そう言って怒っていたらしい。

その頃は車で30分ほど離れた所に住んでいたY子さん。

だから会う機会も少なく、そんな事で怒っていたなんてすぐには気が付かなかった。

被害者意識が強くなり、「私は独りぼっち」と言う気持ちがどんどん増して行ったようだった。

そんなY子さんの気持ちの変化に気が付いたのは、それから2カ月ほど後。

陸上をやっている息子の大会があった夜、優勝した報告の電話をしたら、

「お母さんが今日、1日中競技場に居たから優勝したの知ってるよ。」と父から言われた

1日中競技場に居たのに、私にも息子にも全く声をかけることがないなんて・・・・尋常ではない。

普段の母からは想像もつかない行動だった。

 慌てて会いに行き、すっかり卑屈になっている母を見て驚いた。

「誰も私の事なんて相手にしてくれない」 「私には友だちも居ないし、独りぼっちだ」

オマケに父の悪口(もはや愚痴なんてものではない)を延々と聞かされた。

「うつ病?」こんな母を見て、まずそう考えた。


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