2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

昔の記憶だけが鮮明なのはなぜだろう??

福岡、大分をはじめ九州地方に大雨が降り多くの被害が出た。

甚大な被害を受けている地域では、まだ行方不明の方々が何人もおられ、

日夜、自衛隊や消防、警察による救出作業が行われている。

一刻も早く無事に救出される事を願うばかりだ。

被害を受けられた多くの方々が、1日も早く平穏な生活に戻れる事を、

心よりお祈りいたします。

毎日のようにTVからは被害状況が伝えられるのだが、

それを見ながらY子さんは、自分が子どもの頃に受けた水害の話をする。

「お母さんが小さいころも筑後川が決壊して、友達の家が流されたのよ~」と。

実はY子さん、今大きな被害を受けている筑後川近辺の生まれだ。

当然のことながら知人や親せきがその辺りに住んでいるので、

被害が無かったか心配したが、みなさん被害もなく無事で安心した。

そんな状況にもかかわらず、Y子さんの脳内では親戚の心配より過去の自分だ。

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毎日TVに映る被害状況が昔を思い出させるのか?

まるで自分が水害にあったのが昨日の事のように話をする。

しかも毎日毎日・・・・(汗)

水害があった後、父から言われて親戚や知人に電話をかけているY子さん。

「みなさん大丈夫だった?」と聞くと、ん??なんの事?と言う顔をした後、

やっと思い出したように「うん、みんな大丈夫だった。」と答えるのはそれだけ、

後は延々と自分の過去の体験談になるのだ。

認知症の方が昔の話ばかりすると言うのは良く聞く話だが、一体なぜなんだろう??

Y子さんの場合は自分が子どもの頃~独身のOL時代の話がほとんどで、

私たちが子どもの頃の話なんてめったに思い出すことがない。

ま、若いころの父に対する愚痴は出るんだけどね・・・(苦笑)

若い脳に刻まれた時の記憶のほうが定着してるんだろうか??

それともY子さんにとってはその時期が一番楽しかったんだろうか?

謎は深まるばかりだ・・

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