2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

Y子さんの敵は電化製品。

ようやく引っ越しが落ち着いた秋。

新しい環境に徐々に慣れてきたY子さん(母)だったが、どうしても馴染めない物があった。

それは使い慣れた以前の物とは違う、電化製品の数々だった。

引っ越し先となった父の実家には、新しくはないけれど十分に使える洗濯機をはじめ、

電子レンジや冷蔵庫、炊飯器などの電化製品が全て揃っていた。

それならばわざわざ運ぶ必要もないね!と言う事で、

以前使っていた物は、そのまま実家に置いているのだ。

基本的な使い方はどれも大差ないように思う。

でも今のY子さんにとっては、たとえ少しの違いでも混乱してしまうらしい。

炊飯器もスイッチを覚えるのに時間がかかったし、レンジもあまり使えていないようだ。

新しい家は安全を考えオール電化にしたので、ガスレンジの代わりにIHヒーターがやって来た。

ボタンがいっぱい並んでいるIH、これがまたY子さんを悩ませた。

どのボタンを押せばいいのか?火力の調節はどうするのか?

毎回父に習いながら、でも習った端から忘れてしまうような状態。

もう覚えられないのかもしれない・・・そう心配もしたけれど、

今はなんとか使いこなしてはいるようだ。

問題なのが意外な事に洗濯機だ。

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実家ではなぜか父もY子さんも、自分の洗濯物は自分で洗う事にしているらしい。

1人分の洗濯物はそう多い量ではないので、Y子さんはサッと手洗いする事が多いようで、

洗濯機をあまり使わないのだ。

脱水くらいすればいいのに、手で絞って干しているらしい・・・原始的よね~

そのせいで使い方をなかなか覚えられないY子さんは、使いたいときに使えない。

ちょっと大きいものを洗ったら、脱水がかけられなくて困っていた。

「こんな使いにくい洗濯機は初めて!!」などと文句を言いながら格闘している。

ここはなんとか自分で使い慣れてもらう以外にない。

ウォシュレットもエアコンも照明も、苦戦しながらもなんとか使えるようになっている。

きっと脳は相当な刺激を受けてるんじゃなかろうか??(笑)

環境が変わると症状が進む可能性があると言われる認知症。

でもY子さんは症状が進むヒマもないくらい、覚えなきゃいけない事があったかもしれない。

覚えても覚えても忘れてしまい、きっとY子さんはとても大変だったと思う。

でも時間がかかっても、ちゃんと覚える事ができる!それは嬉しい発見だった。

どうなるかと心配したけれど、ダメなことばかりじゃないね。

そのうち機会があれば、何か新しい電化製品でもプレゼントしようかな?(笑)


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