2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

Y子さん家のご飯事情。

私の日課。

それはY子さんの所にご飯のオカズを運ぶ事だ。

認知症と診断される少し前から、食事の支度があまり上手にできなくなったY子さん。

何を作っていいのか?どうしたらいいのか?それが分からなくなってしまったのだ。

買い物に行ってもカゴを持ったままウロウロするだけで、何を買っていいのかも分からない。

そのうち買い物に出るのも億劫になり、ますます食事の支度が出来なくなってしまった。

でも「ご飯を作らないといけない!!」そんな思いがどんどんストレスになっていた。

そんなY子さんの様子と、お惣菜中心になっていた両親の健康を考え

毎日オカズを作って父に持たせるようになっていた。

実家のご飯を作り始めてそろそろ2年近くなるかもしれないな・・・

初めはタッパに詰めたオカズをただ届けていたけれど、

Y子さんはそのオカズを冷蔵庫に入れたまま、テーブルに出すことを忘れる事も多かった。

タッパに何が入っているのかを、確認することを忘れてしまうらしい。

そのうちタッパにメニュー名を書き込んだシールを貼り付けて渡すようにした。

そして冷蔵庫の扉にホワイトボードを貼り付けて、そこにもメニュ名を書くよう工夫してみた。

これはそれなりに効果があった。

ホワイトボードのメニューを確認しながら

その日のご飯を用意すればいいので、

Y子さんも迷わなくてすむ。

ただ残念な事に、時々炊飯器のスイッチを

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入れ忘れる時があるらしい。(笑)

届けるオカズも作った物だけでなく、調理が必要な素材も時々混ぜるようにしている。

魚を「煮てね」とか「焼いてね」と書き添えて届けたり、野菜も「茹でてね」と渡す。

ご機嫌により調理せず放置している事も多々あるけれど、ちゃんと調理した時には、昔と変わらず美味しく調理することが出来るようだ。

他にも届けたオカズを自分好みの味にアレンジすることも出来る。

どうやら薄味のウチのご飯は少々物足りない味付けらしい(笑)

でもそれは夕飯の時の話。

朝食はトーストと果物、昼食は毎日父がお弁当やお惣菜を買って来る。

それはそれで仕方がないと私も割り切るようにしている。

3食のお世話は到底無理だもんね・・・・

「何にもしなくても食べられるお弁当を買って帰ると、Y子さんがニッコリする。」

そう父は言う。

今のY子さんにとって、ご飯を炊くのもオカズを温めるの面倒なんだろう。(笑)

昔から料理上手で、父が連れてくる大勢の来客にも手料理を振る舞って来たY子さん。

どうやら一生分の料理は既に作り終えているようだ。

今までいっぱい作ってきたから、もう作らなくていいよ・・・・そう思う。

これから先、いつまでY子さんの家のご飯を作り続けるのか分からないけれど

出来る範囲で健康を考えてあげようと思う。

 
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