昨日のブログにワンコちゃんが居なくなった事を書いたが、
今日はそれからのY子さんの事を書こう。
Y子さん・・・題名にも書いたように、あれ以降絶不調だ。
ワンコが行方不明になって以降、最初はずいぶん心配していたが、
日が経つにつれ「大丈夫よ、何処かで可愛がられてるよ。」と、
何度も何度も繰り返し言うようになっていた。
実際はその通りワンコは親切な方に手厚く保護されていたのだが・・・
Y子さんは「大丈夫」の言葉の後に、
「見つかったら飼いたいっていう人に引き取ってもらおうね。」と
これまた何度も何度も繰り返していた。
見つかったワンコはそのままAさんのお宅で飼って頂く事になったので、
Y子さんは行方不明以降、ワンコとは会わないままお別れしたのだ。
ワンコをAさん宅にお願いして帰宅した日は、
Y子さんはとてもご機嫌だった。
「良かったね無事に見つかって。」
「良かったねいい人に貰われて。」
そう安心し心から喜んでいた。
翌日はなんだか元気がなかったけれど、
やっぱり「いい人に貰われて良かったね。」と繰り返していた。
そして「私もあと10歳若かったら、ワンコの面倒もみれたけど・・・」と
何度も何度も自分に言い聞かせるように言ってた。
それからの数日は明らかに様子がおかしい。
顔つきも険しくなり、父に対しても口調がキツイ。
私の話にも上の空だったり、イライラすることも増えた。
そして何より3日間、毎日同じ洋服を着続けている。
これは良くない兆候だ・・・・
やはりY子さんは思っていた以上にダメージを受けていた。
口では平気なふりをしていたが、本心は違ったのだ。
でもワンコの幸せを考えてAさんにお任せした以上は、
もう元に戻るわけにはいかない。
結局また同じことを繰り返すのは目に見えている。
ここはY子さんの心が癒えるまで、気長に付き合うしかない。
これが原因で認知症の症状が進むかもしれない・・・
今日は少し元気が出ているように見えた。
でもやっぱり同じ洋服を着ていた。
そして「ワンコがいい人に貰われて良かったね。」とまた繰り返していた。
この状態がいつまで続くのか・・・ちょっと不安だ。
何かY子さんが元気になる事を考えよう。