2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

出来ることを探そう!

本日は学習障害の話。

中学校に入学し英語の壁にぶち当たった息子。

なんとか英単語を覚えさせようと躍起になっていた時、担任の先生からこんな事を言って頂いた。

「毎日の練習時間(単語の)を、得意な事を伸ばす為に使ったらどうかな?と思うんですよ。」
「彼は理数が得意だから、苦手科目の点数を得意科目でカバーする事を考えてみませんか?」と。

そんな考え方もあるんだと目から鱗が落ちた私。

それがきっかけで、私自身の基本的な考え方が大きくかわった。

出来ないことに目を向けるのではなく、出来るかもしれない事を見るようになった。

それは現在のY子さんに対しても活かされていると思う。

それからは英単語にかけていた時間を他の教科に回すようにした。

学習塾も先生とマンツーマンのタイプに変え、英語はもちろん数学や理科もお願いした。

それ以外にも出来ることはいくらでもある。

宿題や提出物をきちんと出す事、授業態度を良くする事。

副教科も手を抜かない(点数を取りやすい教科よ)!部活も一生懸命に頑張る!!。

本人の気持ち次第でなんとでもなる事は意外に多いのだ。

息子には直接「アナタは学習障害だよ」と伝えてはいなかったけれど、

「苦手な国語や英語の成績を、他の出来ることで補おうね。」とは常々言い聞かせていた。

息子自身もなんとなく分かるようで、出来る範囲でなんでも一生懸命にやっていたと思う。

それでも落とし穴は何処にでもポッカリ開いていた。

例えば社会。

地理のテストは比較的マシだったが、歴史にはかなり苦戦した。

答えをちゃんと漢字で書かないとテストでは○を貰えない!これは頭が痛かった。

得意な理科にも穴はあった。

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なんと化学記号が覚えられなかったのだ・・・・まあそれは分かるような気がする。

でも何故か天体の分野が全くダメだったのには驚いた。

地球の回り方?や東西の感覚がよく分からないように思えたが、未だに原因は不明だ。

時々穴に落ちながらも出来ることでカバーしながら、息子は中学生活をなんとか過ごしていた。

成績も真ん中付近をキープしており、それは本当に嬉しかった。

でも問題が無いわけではない。

学校の中間テストや期末テストは、普段習っている教科書から問題が出題される。

だから読むのが苦手な息子にも、比較的点数が取りやすかった。

でも模試などで初めて読む文章のテストを受けると、国語と英語の成績は格段に悪くなるのだ。

文章を読み内容を理解するのに時間がかかりすぎて、いつも最後の問題まで行きつかない。

答案用紙の半分近くが白紙のままで点数が10点台なんてこともある。

でもこればっかりは、誰にもどうする事もできなかった。

このままでは高校受験も2教科の点数は全くあてにならない。

それどころか苦手な歴史のある社会も、化学記号が覚えられない理科も点数が期待できない。

そしてもちろん受験に副教科はないので、ますます点数を取るのが困難になる。

志望校のランクを2つ下げても、受かるかどうかも分からなかった。

私はそんな息子の高校受験対策をとても早い段階から調べ始めた。(中2からよ)

高校の選択はその先の将来に直結していると思う。

なるべく彼にとってベストな高校に進学させたいと、なにか出来ることはないか必死だった。


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