2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

就職問題。

本日は学習障害の話。

色んな方からの温かいサポートのおかげで、落第することなく進級できた高校生活。

でも3年になると今度は就職試験の心配が目の前に立ちはだかる。

就職試験は英語や国語などの教科の他に、SPIと呼ばれる適正検査のような試験もある。

試験内容はその会社によって様々だが、大きい企業の試験は息子にとってやはり敷居が高い。

息子が希望する職種で、なんとか試験に合格できそうな会社が見つかるといいけど・・・・

そう祈るしかなかった。

 

高校入学当初から、少しでも就職に有利になるようにと、

息子は部活も一生懸命に頑張った。

インターハイに出場できれば、就職試験にを受ける上での好材料になると考えたからだ。

もともとスポーツ推薦で入学できた学校だったので、そう言う意味でもしっかり成績を残したかった。

 

でも走るには少々体格が良すぎた息子。

筋肉質で骨も太いので、どうしても体が重い。

いつも顧問の先生から「もう少し体重を落として下さい!」と言われていた。

食べ盛りで、激しい運動をする息子の体調を維持しながら体重を減らす。

それは毎日の食事を作る私にとって、本当に大変な事だった。

体重を落とす事だけを考えればカロリーを控えればいいように思うが、

下手をすれば筋肉が落ちて貧血になる。(実際そうなった時期もあった)

ネットであれこれ検索し、たんぱく質も鉄分もしっかり摂らせながら

体脂肪を落とす食事作りに励んだ。

甘いお菓子が食べられない息子のために、寒天でゼリーを作ったりもした。

外食やお惣菜を買うのも止め、毎日毎日体重と体調管理の為のご飯やお弁当を作った。

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マジで円形脱毛症になるかと思ったよ。(笑)

作る私も大変だったが、好きなものを食べれない息子も大変だった。

今でも3年間本当によく頑張ったと感心する。

まあ、時には私に隠れてラーメンの替え玉4杯なんてこもとをして、

親子喧嘩になった時もあったが、それは仕方がないだろう・・・

友だちとの付き合いって事もあるしね。

息子がインターハイに出られるよう、出来るサポートは一生懸命にした。

就職に少しでも有利になるかもしれない事は、出来る限り協力したかった。

 

3年間一生懸命に頑張った息子だったけれど、残念ながらインターハイに出る事はできなかった。

「負けてごめん。今まで付き合ってくれてありがとう。」負けた直後に息子から来たメール。

負けて悔しかった時にそんな気遣いが出来る息子にとても感動した。

勉強は出来ないけれど、それ以外の部分では本当に大きく成長していた。

就職試験に有利なお土産は手にする事は出来なかったけれど、

成長した息子の人間性を見てもらえればそれでいい。

きっと息子を受け入れてくれる会社はある。

本当にそう思った。

 

そして夏。

部活を引退して、いよいよ就職試験の秋を迎えた。

 

 


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