最近 引っ越しを決めた友人に付き合って、
あちこち物件探しをしている。→引っ越しの話
もともと面倒くさがりな友人は引っ越しはおろか、
長い間、部屋の模様替えすらしていないので、
家具や家電は壊れない限り変えられる事もなく、
どれもこれもやたらと年季が入っている。
18年ものの炊飯ジャーや、15年ものの洗濯機。
他にも古いものがいっぱいある。
せっかくなので、この機会に家具も家電も新しくすることになった。
モノグサな友人に代わって、私がアレコレ調べて何を買うか決めている。
もともとリフォームや模様替えが大好きな私にとっては、
まさにお金がかからない壮大な遊びのようなものだ。
マジで楽しくて仕方がない。(笑)
毎日家具や家電をネットで物色し、部屋の図面とにらめっこしている。
先日、やっと引っ越し先のアパートを決めた。
その場所はY子さんの家から歩いて数分の距離だ。
友人は「ここならY子ちゃんの家にちょこちょこ行けるね!」
「たまにはオカズを持って遊びに行くつもり♪」そう言ってくれた。
実は友人は早くにご両親を亡くしている。
Y子さん自身も友人と同じように両親を早く亡くしていた事もあり、
昔から父もY子さんも友人や友人娘をとても可愛がっていた。
自分の孫同様、友人の娘にもお小遣い通帳を作って、
事あるごとにお金を積み立てていたほどだ。(少額だけどね)
友人とは30年来の付き合い。
でもここ数年は友人と距離を置いていた。その理由→友人の話。
それが最近また交流を持つようになったのだ。
そんな友人との付き合い復活を、誰よりも喜んだのはY子さんだった。
何でも忘れてしまうY子さんだけど、友人と友人娘の事はしっかり覚えていた。
アパート捜しの最中に、一緒にY子さんの家に顔を出した時は、
子どものようにはしゃいで喜んでくれた。
そして翌日も友人に会った事をクッキリと覚えていた。
会わなかった数年の間に、すっかり変わってしまったY子さん。
友人は少し驚いたようだったが、昔と変わりなく接してくれた。
そして「なるべくY子ちゃんの家の近くがいい」とアパートを決めた。
友人はきっとオカズ持参でY子さんの家に遊びに行ってくれるだろう。
彼女はそんな人だ。
「ふ~ん・・Y子さん面倒くさいよ。」
私は友人にそう返したが、ホントはとても嬉しかった。
照れくさいので「ありがとう」とは言わなかった。
だからこの場を借りて「ありがとう。」
Y子さん。
遊び相手が増えるよ。
良かったね。