2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

お犬さま計画。いったいどうなる?

寂しがりになったY子さん(母)のために、犬を飼う計画を立てたものの

思わぬY子さんの反応に、早くも前途多難な幕開けになってしまった日の翌日。

いつもより早い時間に実家に向かった。

Y子さんのご機嫌も気にはなったが、何より赤ちゃんワンコの様子が気になった。

まだ生後2か月の赤ちゃんだ。

トイレのしつけも出来ていないし、きっと夜は鳴いただろう。

実家に到着すると前日同様、不機嫌な顔でY子さんが出迎えてくれた。

「あの犬はどうするの?早く持って帰って!」と開口一番、文句を言われた。

一晩たってもやっぱりワンコちゃんとは触れ合っていないらしい。

こんな事は全く予想していなかったぞ・・・・参ったな。

父に様子を聞くと、やはりY子さんは無関心を装っているらしい。

もちろん触ることもしないと・・・ただ鳴いていると様子を見には行っていたらしい。

ワンコちゃんに関しては、オシッコは上手に出来るけれど大きいほうは失敗したらしい。

そして思った通り夜中にキャンキャン鳴くので、何回も遊んでやって寝不足だと父は言う。

「夜は鳴いても遊んだらダメよ!鳴けば遊んでもらえると思うようになるよ!!」

そう父に言ってるそばから、ワンコちゃんがキャンキャン鳴き出した。

もうすっかり、「鳴けば遊んでくれる人=父」そんな関係になっている。

たった1日でオシッコが上手にできるようになった賢い子だ。

すでにメロメロ爺さんを手玉に取っていた。(笑)

父はせっせと相手をし、ワンコを飼った本来の目的を見失っている。

もはやかつてのモーレツ仕事人間、俺様亭主の面影は全くない。

そんな父の様子に自分の出る幕はないと、Y子さんはますますワンコと距離を置く。

そして何度も何度も「生き物は絶対に飼わない!」

「この犬はいつまで家にいるんだ?」と、ずっと怒っていた。

怒りのせいでストレスが溜まったのか?いつも以上に言った事、言われた事を忘れている。

久しぶりに見る調子の悪さだ。

これは逆効果だった。もはや撤退する以外にY子さんを落ち着かせる方法はない。

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このままではY子さんにも、寝れない父にも。

そしてキチンとしつけをしてもらえないワンコちゃんにとってもも良い状況ではない。

ここは朝晩は私が預かって、昼間は実家に預けるスタイルに変更しようと思った。

私が飼うことにするけれど、他のペットとの折り合いが悪いのでしばらく昼間だけ預かって!!と

そう言う事になれば、自分で飼うわけではないY子さんも安心するだろうし

ある程度のしつけも私がすることが出来る。

両親は自分の好きな時だけ、ワンコと触れ合えばいい。

そう思いついて、午後からふたたび実家に向かった。

すると意外にもY子さんのワンコに対する態度が軟化していた。

ボールを投げてやっている。何があった??

そして「早く飼い主を探して!」と言う口調が、少し柔らかくなっていた。

問題の父も「夜は絶対に相手をしない!」だからこのまま家に置いておくと言う。

本当にそんな根性があるのか??

とにかく、なにやら状況が変化しつつあるようなので私は黙って引き下がった。

いい方向に進んでくれればいいからね。

夕方、父からメールが来た。

ワンコがオシッコも大きい方も、ちゃんとトイレに出来たと。

そして昨日とは違い、自分も静かに対応していますと・・・・

ちょっと笑ってしまった。

今後どんなふうに状況が変化するのか分からない。

やはりY子さんは受け入れないかもしれない。

父も音を上げるかもしれない。

どちらにしても私がワンコちゃんを飼えばいいことだ。

もう受け入れ態勢は整っている。(実は楽しみにしている)

いつでもどうぞ・・・そんな感じだ。

今はもう少し様子を見ることにしよう。


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