やっぱりY子さん(母)は認知症だろう。
そう確信した新潟旅行から帰ると、本格的に病院を探すことになった。
見つけたのは先生が親切で、認知症にも力を入れている病院。
実際に病院に行って、先生と前もって話をすることもできた。
小さい個人病院だけど、Y子さんから「もう2度と行かない!」と言われないために
優しい先生と落ち着いた雰囲気の病院を選んだ。
問題はどうやってY子さんを病院に連れて行くか?と言う事。
今回は娘にひと役かってもらう事にした。
実は娘、大学で社会福祉を学んでいる。
で、設定はこんな感じだ。
「70歳以上の祖父母が居る人は 脳の健康診断を勧めよう!」
そう学校から言われたんだ!!
だからお願い、脳の健診の予約させて~ と。
父も付き合って、脳ドックを受ける事にした。(いい機会だしね)
Y子さんは初めは嫌がっていたけれど、孫の為だから仕方がないね・・・と
ついに病院に行くことを承諾してくれた。
よしっ!Y子さんの気が変わらないうちに受診しよう!
受診当日。
Y子さんは問診から始まって、認知症のテスト、CTを受けた。
その間、私もY子さんの普段の様子や変化をカウンセラーさんに(かな?)話す。
その後先生の診断。
その時の診断は「年齢なりの物忘れで、認知症ではないようだ。」との事だった。
でも、先生にMRIを受けたいとお願いをした。
実は妹は放射線技師なのです。
その妹から「CTでは確かな診断が出来ないので、必ずMRIを受けるようにして」
そう言われていたのだ。
先生は快く国立病院の「物忘れ外来」にMIRの予約をしてくれた。
MRIは1ヶ月待ち。
結果を知るまでには、もう少し時間が必要だった。
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ここで1話の「母が認知症になっちゃった!」に戻るワケです。
MRIの結果、脳の海馬に収縮が見られ「初期のアルツハイマー型認知症」と
診断されました。
やはり妹が言うように、CTと認知症のテストだけでは
本当の診断がつかないんですね。
何か不安がある場合は、ぜひともMRIをおススメします。