Y子さんとお茶をしていると、時々父の話になる。
大体「お父さんは細かくて煩い!」とか「自分勝手だ!」との愚痴。
それか昔のモーレツサラリーマンだった頃の父が、
いかに身勝手なオトコだったのかを切々と語る・・・のどちらか。
どうもY子さんは父に対して当たりが強いのだ。
それでも今は認知症と診断された頃とは比較にならないほど穏やかではある。
あの頃は毎日鬼の形相で、父の悪口だけを言い続けていたもんな~
もう思い出すのも嫌になるくらいツライ時期だった。
そんなY子さんの口から最近こんな言葉が出るようになった。
「お父さんも年のせいで耳が遠くなったから・・」と。
聞けばY子さんが何かを言っても、聞こえにくくなってると言うのだ。
??父と話をしていて耳が遠くなったと感じた事はないけどね・・・
病院でそう診断されたのかな?
一瞬本気で心配したが、どうやらそれは父のウソのようだ。(笑)
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Y子さんは本来口うるさいオンナなので、毎日父にあれこれ文句を言う。
しかも自分が忘れちゃってる事まで、父のせいにして怒る時がある。
父が事前にY子さんに話をしていても、それを忘れたY子さんは、
「私は何も聞いてない!私に何の相談もなく勝手に事を進める!」と、
そう怒ることも1度や2度ではないのだ。
毎日そんなY子さんの相手をするのも面倒なんだろうね。
そしてそんな理不尽な怒りに対し、いちいち反応したくはないだろう。
で、「耳が遠くなった」事にしたようなのだ。
Y子さんも父が返事をしなくても耳のせいだと思っているので、
あまりしつこく文句を言わなくなったようだ。(笑)
ウソも方便。
これでお互いのストレスが軽減されれば言うことはない。
お父さん・・・毎日お疲れさま。
これからも知恵を絞って穏やかに対応して行こうね。
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