2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

コロナとY子さん その2

世界を大きく変えてしまったコロナウイルスと、全く無縁の生活を送っているように見えるY子さん。

でも、そんなY子さんに感染のリスクが無いかと言えば、もちろんそんな事は無い。

父が日々どんなに気をつけていても、他から入り込む可能性は大きい。

ウイルスを持ち込む可能性があるとすれば、それは私か姉だ。

大学生の息子がいる姉と、チャラチャラしたマイペースな息子を持つ私は、きっと大きなリスクに晒されていると思う。

なのでコロナが流行り出して以降、私はY子さんとお茶を飲みながらノンビリと話をするのを止めた。

毎日のご飯は運んで行くが、冷蔵庫にタッパーを入れながら離れた場所から会話を交わし、なるべく長居をしないようにしている。

最初の頃、Y子さんはひどく寂しそうだった「私はコロナなんかにならないから大丈夫!」そう言ってお茶に持ち込もうと何度もチャレンジしていた。

でも医療機関に勤める娘から「長居しないように!」と言われている事を伝えると、渋々諦めるようになり、毎日TVから流れるコロナのニュースはちゃんと理解しているので、文句を言うことも無く見送ってくれるようになった。

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大好きな孫娘(ウチの娘)にもなかなか会えなくなり、年に2~3回のペースで帰省していた妹も、コロナ以降帰って来ることは無い。(医療機関勤務だし)

こんな毎日が続くとY子さんの認知症の症状が進むかも?

そう心配した時期もあったが、有難い事に1年経った今も状態はほとんど変わってない。

時々「誰とも話をする機会がない・・」と寂しそうに愚痴を言う事はあるが、塗り絵やごみ箱作りの仕事があるので、Y子さんの毎日もけっこう忙しいのだ。

ボンヤリ過ごす事があまりないY子さん、きっと脳もボンヤリする暇がないんだな。(笑)

コロナが終息して、またゆっくりお茶が出来る日はいつになるのか?先は見えないけど、その日が早く来るように祈るばかりだ。

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