2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

ネックレスが見つからない。

先日親戚に不幸があった。

実家の両親は勿論、私もお通夜に参列した。

後から葬儀場に来たY子さんを見ると、喪服の胸元には何も着けていなかった。

「Y子さん、真珠してくれば良かったのに・・」と言うと、

「あ~そうね、明日はしてこようかね。」と言っていた。

 

引っ越しをして以降、喪服を着る機会がなかったから気が付かなかったが、

そう言えば真珠のネックレスはどこに片づけたんだろう??

片付けが上手に出来なくなっているY子さんだが、自分の部屋の片づけを決して手伝わせない。

どんなに「手伝うよ!」と言っても、断固拒否だ。

おかげでY子さんの部屋は捨てられない洋服が山のようにあり、ゴチャゴチャになっている。

あの部屋から真珠のネックレスを探し出せるのか??不安だった。

 

翌朝、Y子さんから「黒のストッキングを買って来て♪」と電話があった。

実は前日もそんな連絡を貰い、3足ほど買ってY子さんに渡したばかりだった。

これには調子を合わせて知らん顔をする訳にもいかず、

「Y子さん、ストッキングは昨日買ったよ。」と言ってみた。

しばらく沈黙したあと、明るい声で「ああ~そうそう!そうだったね。」と思い出してくれた。

忘れていた事を思い出せばそれは「物忘れ」。

全く思い出せない場合は「認知症の症状」らしい。

ストッキングの件はどうやら「物忘れ」で済んだようだ。

その電話のついでに「真珠のネックレスあった?」と聞いてみた。

するとどこを探してもないと言う。

一緒に探そうか?と言うが「大丈夫!すぐ見つかる。」

「置いてる所は分かってるから」と何度も言う。

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父にも聞いてみたが、どこを探しても見つからないと言う。

そのうちY子さんは「アンタの家にない??」と言い出した。

 

おいおいおい!家にはないだろう・・・(汗)

仕方がないので私の真珠を母に貸そうと思い、引き出しを開けた。

そこには幾つかのネックレスの箱が収められているのだが、念のためチェックしてみた。

そしたらね・・・・あったのよ。

Y子さんの真珠のネックレスが。(汗)

 

ん~何でだ?

ちっとも思い出せない。

私も認知症かいな?(汗)

 

急いで実家に持って行き、Y子さんに謝った。

昔からゆくゆくは家の娘にネックレスをあげると言っていたY子さん。

女の子の孫は娘だけなのでそうなるのは不自然じゃない。

きっと引っ越しの時にもう渡されていたんだろう。

でもね・・・ちっとも思い出せない私。

 

これってけっこうヤバいかも??

そのうち脳ドックにでも行かないといけないかもしれない。

 

 


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