2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

父さん頑張ってます。

「今日はね前の家の片付けに来てるから、留守にしてま~す!」

そう元気のいい声で朝から電話をかけて来たY子さん。

なんだかとても張り切っている。

あまり無理しないでね!と伝えて電話を切る。

機嫌良くお出かけ出来るのはとってもいい事だね。

 

去年まで両親が住んでいた家を父が売りに出したのは数カ月前。

空き家のままにしていても仕方ないので、手放すことにしたらしい。

(もう誰も住まないしね・・・・)

築年数のわりに家がキレイなので、買い手はすぐに見つかった。

今日は姉夫婦も手伝って、最後の片付けをするそうだ。

庭に植えていた植物も、ほとんど移し終えてしまったので、

あとは外に置いてある倉庫の整理で終わりらしい。

 

普段なら外出を嫌がるY子さんは、こんな時お留守番が多いのだが、

最近は父が何かと用事を作ってY子さんを外に連れ出している。

最初は嫌がる素振りをみせるY子さんだが、

それでも無理に連れ出すと、だんだん元気が良くなってくるらしい。

ただ疲れすぎると機嫌が悪くなるので、その辺の見極めが大事だと・・・

そう父が言っていたそうだ。(←娘から聞いた)

 

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昨日、父は娘と一緒にランチデートに出かけた。

たった1人の女の子の孫なので、その可愛がり方はハンパない。(笑)

娘の方も全く嫌がらずにおじいちゃんに付き合ってくれる。

最近ではY子さんの認知症に関して、2人で色々話し合っているようだ。

福祉関係の仕事に就く(予定よ)娘を、父も頼もしく感じているらしい。

 

父は父なりにY子さんの症状の進行を抑えるために頑張っている。

毎日一緒にいて、理不尽なY子さんからの攻撃にも黙って耐えている。

「イラっとする事もあるけど、我慢することにも慣れたよ。」

父はそう言っていたらしい。

短気でDV男で俺様だった父が、変われば変わるもんだな・・・

 

娘とご飯を食べながら色んな話をし、

その後ケーキ屋さんでお茶をして、ニコニコしながら帰って来た父。

少しは気晴らしになったかな?

父が元気でY子さんの相手をしてくれるのが、私の心の支えなんだから、

これからも身体には気を付けて元気でいてもらわないとね。

 

先の見えないY子さんとのお付き合い。

これからも父と一緒に頑張っていこうと思う。


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