2014年10月。
旅行先の石垣島でシュノーケルをしたY子さん(母)
その結果、攻撃的だった症状が驚くほど落ち着くと言う、不思議な体験をした。 石垣島のお話し
自然の持つエネルギーのおかげだと、今でもそう信じている。
でも、残念ながらY子さんはもうシュノーケルはしないと言う。
ん~じゃあ次は大地のエネルギーってどうよ?って事で・・2015年3月。
Y子さんを連れて姉と3人鹿児島県は指宿に「砂蒸し風呂」に行ってみる事にした。
鹿児島を選んだのには「砂蒸し風呂」以外にも訳がある。
Y子さんが若いころ、よく登ったと言う「開聞岳」を見るためだ。
過去の楽しい話の大半は登山の話で、開聞岳の話も暗記するほど聞かされた。
出かける事が億劫になって、旅行にも興味がなくなったY子さんを
少しでも盛り上げようと思ったのだ。
当日、霧島にも立ち寄りながらやっとこさ指宿に到着。
久しぶりのお出かけにしては、ちょっと距離がありすぎた
疲れてしまったY子さんのテンションは、いまいち良くない。
とにかく盛り上げようと早速「砂蒸し風呂」に向かう。
しか~し、砂の具合が熱いだの、ここは冷たいだのとあまり居心地が良くなかったようだ。
姉もちっとも温まらなかったようで、寝る場所によって温度差があった。
大地のエネルギーに期待しすぎた。
当たり前の話だけどね、砂から出たY子さんはちっとも変っていなかった。 笑
楽しみだった食事もあまり口に合わなかったようで、(甘めの味付けだった)
結局テンションはあがらないまま1日は終わった。
翌日は開聞岳に向かう。
懐かしむと同時に、昔とは見える風景が違い過ぎたようだ。(当たり前だけどね)
「昔と違う」を連発していた。
想い出の風景は、胸の中にしまっているだけにしといた方がいいかもしれない。
結局Y子さんが一番反応したのは、「砂蒸し風呂」でも「開聞岳」でもなく
帰りにランチで立ち寄った「鹿児島ラーメン」だった。
この旅行で学んだ事。
・長時間の移動はテンションを下げる。
・想い出は辿らないほうが良さそう。
この2点だ。
あ、自然のエネルギーにも過剰な期待はしないほうが良さそうだね。
でも脳に刺激を!と常に考えているので
またチャンスをみつけて色んな事に挑戦しようとは思っている。