毎日実家に差し入れしているご飯のオカズ。
それはタッパーに入れてY子さんの家に届けられる。
空になったタッパーはY子さんがレジ袋に入れ、
勝手口の脇のS字フックに引っかけられている。
私が持って帰るのを忘れないよう、Y子さんが工夫しているのだ。
最近そのタッパー入りのレジ袋に、小さい紙が貼り付けられている。
「いつも美味しいご飯をありがとう。」とか
「毎日ありがとう。」とか・・・そんな一言が書かれている。
Y子さんからの手紙だ。
機嫌が良かったり悪かったり、その日によって波があるY子さん。
機嫌が悪い日は鬼のような顔をしてることもあるのよ。(笑)
そんな時は私までどんよりした気分になる・・・
でも、たまにこんな事があるとね「Y子さんまだまだ大丈夫じゃん!」と、
なんだか嬉しくなる。
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ひと言手紙は今日で連続3日。
認知症と診断されて薬を飲んでいた頃のY子さんは、
私が作ったオカズに文句を言っても、お礼を言う事なんてなかった。
いつもいつも鬼のような顔をしてイライラと攻撃的だった。
それが今はこんな気遣いをしてくれる事もある。(時々だけどね)
物忘れが進んだと感じる事は多いけれど、
私にとってY子さんの気持ちが穏やかであれば、
物忘れなんてそんな大きな問題じゃない。
Y子さんが人に対して感謝の気持ちを忘れてしまわないうちは、
まだまだ全然OKだと思う。
ひと言手紙。
いつまで続くかな?ちょっと楽しみ。
でもあまり過剰な期待は禁物・・・・だけどね。
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