先日久しぶりに会った友人とY子さん(母)の話をした。
その時に友人から「よくお母さんのお世話するね!親孝行娘じゃん!」と言われた。
「親孝行な娘」 私は時々そんなふうに言われる。
と~んでもございません。
それは大きな勘違いなんですよ。
前にも書いたが、私は子どもの時から両親が少し苦手だ。
姉妹の中で頭が悪かったので、なんとなく肩身が狭く居心地が悪かった。
だから両親が喜んでくれると妙に張り切ってしまうし、嫌なことでも上手く断れない。
なかなかに卑屈な人間なのだ。
だからY子さんが認知症になり、どんどん頼られることが増えて来た今。
底知れぬプレッシャーを抱えている。
きっと今後もY子さんのお世話をしていくのは、間違いなく私だから・・・
断れないし手も抜けないしな。(笑)
今は初期の段階のY子さんの認知症も、いずれ症状が進むだろう。
お世話がどんどん大変になってくるだろう。
だからね!だから今が一番の頑張り時なんだよね。
Y子さんの症状を進ませないよう、できる限りの事をする。
それは結局は自分の為なのだ。
将来なるべく苦労しなくていいように、今できることをしてるだけ。
それがどうやら親孝行と人の目には映るらしい・・・・
毎日のご飯を運ぶのも、Y子さんがストレスを溜めないよう気を配るのも。
Y子さんの健康に気を遣うのも・・・みんな自分の為なんだけどね。
水際対策ってやつですよ。
早め早めに手を打って、侵略(進行)を阻止してるだけ。
実は私はそんなことばかり考えている。
だから「親孝行」とか言われると、本当に本当に居心地が悪い。
結果的にはY子さんの為になっているかもしれないけれど、
結局は自分の為だって、自分自身が一番よく分かっているから。
毎日書いているY子さんとのブログ。
認知症の症状が進まないように日々頑張っている様子を書き込んでいるので、
なんだかいい子ぶってる文章になりがちだが、実はこんな本心がみっちり隠れている。(笑)
でもここではそんな本心も、程よくハミ出させて行こうと思っている。
だってその為に始めたブログだから・・・
最近「親孝行」などど言われる事が多かったので、ここで溜まったうっぷんを晴らしたくなった。
あ~スッキリした。
水際対策本部長←(自分で命名)
これからも自分の為に頑張りま~す!