先日から1人で歯医者さんに通い出したY子さん。
今日は受診日だったので、朝から予約の受付に行った。
前に受診した時に次回の受診日を紙に書いてもらっていたY子さん。
家に帰ってカレンダーにちゃんと予定を書き込んでいた。
そしてカレンダーには予約時間も5時半と書き込まれていて、
時間の予約までして頂いたんだと思っていた。
しかし、どうやら予約時間はY子さんが勝手にそう思い込んでいただけらしい。
これは直接行って予約をした方が間違えないな・・・
そこで昨日の時点で、Y子さんに希望の予約時間を確認した。
「散歩の途中で行きたいから5時半でいいわ♪」とY子さん。
「じゃあ5時半で予約しとくね!」そんな話をして私は帰宅した。
そして今朝、Y子さんの家にオカズを運ぶ前に歯医者さんに立ち寄った。
案の定時間予約はされておらず、Y子さんの思い込みだった事が判明。
改めて5時半に予約を入れた。
そして車に乗り込もうとした時、なんと目の前にY子さんの姿が・・・
「Y子さん!!」と呼びかけると、私に気づいたY子さんは驚いた顔をした。
「あら!何でここにいるの?お母さんは今から歯医者さんよ♪」と言う。
どうやら前日の話はすっかり忘れてしまっていたようだ。(汗)
「予約しに来たんだけど・・・もう来たんだからこのまま受診しようね」
そう言いながらまた歯医者さんに逆戻りして、受付の方にそう伝えた。
「あらあら、わざわざ悪かったね。」
「ヒマだったから早めに来たんだけど、予約5時半だったっけ?」とY子さん。
そして「そんな約束してたっけ??」と首をかしげる。
「大丈夫!でも順番待ちだからちょっと時間かかるかもよ!」
「じゃあ私は帰るから帰りは気を付けてね。」そう言ってY子さんと別れた。
まあ、Y子さんが昨日の事を忘れるのはいつもの事。
そう考えながら実家の冷蔵庫にオカズを押し込んで自宅に帰った。
その後Y子さんから電話があった。
「わざわざ行ってもらってごめんね。」
「時間を無駄にさせたね・・・」
「私5時半って言ってたっけ?」
「最近お母さん、すぐ忘れるのよ・・・」とテンション低め。
「ちょっと予約に寄っただけで、ちっとも時間かかってないよ!!」
そう何度も言うが、なぜか何回も謝られてしまった。
Y子さんをなだめて電話を切ったら、また5分後に同じ電話がかかって来た。
「ちっとも時間を無駄になんてしてないよ!」と言うと、
「だってアナタ、待合室に座ってずっと待ってたから・・・」と言い出した。
どうやらY子さんの頭の中では、私が待合室で長々と待っていた事になっていた。
しかもいつの間にかY子さんに黙って消えてしまったと・・・・
何でそうなるんだ???
どうやら最初に一緒に予約をしに行った時の、
待合室で座っていた私のイメージだけが残っているようだ。
だからY子さんの記憶はそうすり替わってしまっている。
そして約束を覚えていなかった自分にショックを受けて、
すっかり落ち込んでいる。
う~ん・・・どうしよう。(汗)
明日になってすっかり忘れててくれればいいけど・・・
こんな時だけは忘れる事に期待する私。
勝手と言えば勝手だ。