2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

記憶更新エラーのY子さん。

昨日の日曜日。

このブログで使っているWordpressに、

色んな機能を追加する為の作業に明け暮れた。(予定だった)

1日家から出ず、PC作業に没頭できるようしっかり事前準備をしていた私。

Y子さん宅のご飯は前日に2日分を父に託していたし、

自宅のご飯も準備済みで準備万端!!

朝からPCを2台並べて画面を睨みながら作業を進める。

(1台は手順が分かり易く解説してあるHPを見る為のものよ)

でもなかなか思うように進まず悪戦苦闘していた。

 

そんなイラつく状況の中、Y子さんから電話がかかって来た。

「あのね、S子さん(叔母)の所のお義母さんが危篤なんだって!」と。

そして「一応喪服の準備をしようと思ったら黒のストッキングがないの」

危篤で喪服の準備か??と思ったが、それよりなによりS子さんのお義母さん?

ん??S子さんのお義母さんはつい2ヶ月ほど前に亡くなられたぞ。

しかも「黒のストッキング買って来て!」の会話もその時交わしたような・・・

デジャブか??その時の話→ネックレスが見つからない。

 

「S子さんのお母さん、この前亡くなられたよ~」と言うと。

「あれ!そうやった?じゃ誰だったかな??」と言いながらも、

「喪服はどれを着ればいいのか相談に乗って~」と言い、

そして案の定「ネックレスもない」と言い出した。

「今ちょっと忙しくて行けないよ!それにそんなに急がなくても大丈夫」。

そう言ってはみたものの、Y子さんは不安でいっぱいのご様子。

気になる事はそのままにしておくとストレスになるのだ。

 

とりあえず父に電話をして真相を確認した。

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容体が悪いのはK伯母さんのご主人とのこと。

でもY子さんの頭の中では人物が更新されていないのだ。

姉に電話をして「今日実家に行く予定ある?」と聞いてみたが

「忙しくて無理かな~」と。

仕方がないのでPCの作業を放り出して実家に行く事にした。

 

「忙しいのにごめんね~」と言いながらY子さんは喪服を手にしていた。

どうやら夏喪服と冬喪服の区別がつかないようだ。

夏喪服をチョイスし、持参した黒のストッキングを渡しながら、

「危篤なのK伯母さんのご主人だってね」と言ってみた。

「そうそう、K子さんのご主人だったね!」と言いながら黒のバッグを出すY子さん。

そして「真珠のネックレスがないの」とあちこちの引き出しを開けていた。

 

やっとみつけたネックレスをバックの横に並べて、

「そうそう黒のストッキングがないの!」と言うので、さっきのストッキングを

バックの横に並べて差し上げた。

黒のストッキング、探せば何足でも出て来るのにな~と思いながらね。

すっかり準備が整ってやっと安心したY子さん。

「S子さんのお義母さん、持ち直すといいね。」と何度も言っていた。

 

どうやらY子さんの頭の中では最初起こった事しか定着しないようだ。

順調に更新できない私のPC作業と同じで、記憶の更新エラーだな。

結局私の作業もちっとも進まず1日が終わってしまった。

どっちもうまく行かない状況。

そんな日曜日だった。(伯父さんはなんとか持ち直したよ~)

 


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