特大の胃潰瘍が発見され、投薬治療を始めたY子さん。(母)
なんだか急に元気になった。
原因不明の腰痛が、胃潰瘍のせいだった事も判明し気持ちが楽になったようだ。
後から父に聞いたのだが、Y子さんは自分の体調が悪いのをかなり気にしていたらしい。
最悪に体調が悪かったGW、いきなり貯金通帳関係を出して来て
父に全ての管理を託したらしいのだ。
もしかしたら悪い病気かも??そう心配していたんだね・・・
気が強く負けず嫌いなY子さん、でも本当は繊細で怖がりなんだと思う。
表には出さずに、色々と考え悩んでいたんだと思う。
BOOCSクリニックの2回目の受診の際に、藤野先生もそう仰っていた。
Y子さんは「忘れる自分」に対して、相当なストレスを抱えており
それが胃潰瘍の大きな原因になってしまった事。
気が強く真面目な性格の人ほど、そんな傾向があるんだって事。
ストレスがさらに認知症を進めるんだって事。
だからGWに妹夫婦が帰省し、それに対して「何かしてあげないと!!」
「でも、何をどうしていいか分からない!!」そんな感情が
大きなストレとなり、さらに胃に大きく負担をかけたんだろう。
病気の心配がすっかり無くなり(胃潰瘍は大病だけどさ)
ストレスがグッと軽減したように見えるY子さん。
プラズマローゲンのゼリーの効果もあり、グングン心が元気になった。
そしてピロリ菌の除去も済ませてたおかげで、ご飯もしっかり食べるようになった。
なんだか良い方向に向かっているね♪
そう思っている家族の陰で、実は妹だけは心を痛めていた。
妹と会う時のY子さんは、いつも最悪の状態の時ばかりだったから・・・
新潟の旅行の時、石垣島の旅行、そして今回のGW。
確かに私が最悪だと感じた時は、いつも妹と会っている時だ。
しかもその最悪の状態を脱した後は、いつもいい方向に改善していた。
私から「Y子さん、なんかいい感じよ」って報告を聞き
会うのを楽しみにしていると、最悪!!ってパターンになっていた。
ここ数年、最悪の時のY子さんしか見ていない妹は、きっと辛かったよね。
「私に会うと、Y子さんの調子が悪くなるよね・・・」そうポツンと言った。
妹よ!もう大丈夫。
最悪になる原因がちゃんと分かったから!!
それはストレスだったんだよ~!
旅行も帰省も、前もってY子さんに伝えていた事ばかりだから
準備なんかの心配が、大きなストレスの元になっていたんだね。
今度Y子さんに会う時は、サプライズにしよう!
前もって知らせなければ、きっと元気なY子さんに会えるはず。
少しづつ、1歩づつ。
家族も色んなことを学んで行く。
そうやってこれからも認知症と向き合っていこう。