2014年夏 母(Y子さん)が認知症になってしまった!

寂しいな・・・

認知症の症状が出だしてからのY子さん(母)

いつもいつも同じ話を繰り返す。

内容は少しづつ変わって来てはいるけれど、ジャンル(笑)は同じだ。

例えば「父の悪口」というジャンルでは

「○○ちゃんが(姉)病気の時、痛みで夜泣きしてるのを「ウルサイ!!寝られん!」と叩いた」とか

「いつお客さんを何人も連れてきて、料理させられて大変だった」とかなんとか。

そんな話が

「授業参観中に外にお父さんが居たから、迎えに来てくれたのかと思ったら

お客さんが来るから買い物に行って、ご飯を作れと言われた!」だの

「子供の運動会にも全く顔を見せない酷い父親だった」などなど・・・・・

こんな感じでリピートする内容はだんだん違ってはくるけれど、

ジャンルは常に同じなのですよ。不思議だね~

今まで貫き通している(笑)ジャンルは

ダントツのトップは「父の悪口」

そして2位に着けるのは「自分がOLだった頃」の話。

ほぼこの2ジャンルで占められているのです。

だからね・・・私たち3姉妹の思い出話なんて、父の悪口に関係してなければ

ほとんど出て来ないのです。

それって寂しくないですか???

楽しい話は、全部若かった頃の楽しかった頃の自分の話。

よっぽど楽しかったんだろうね。

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登山が好きで、あちこち登った話。

社員旅行に行った話。

こんな仕事をしてたんだよ~♪って話。

嬉しそうに話す。

で、父の話は鬼のような顔で・・・・

ま、団塊の世代の典型的なモーレツサラリーマンな父でしたから

今の世に生息していたら、糾弾されてもやむなし・・・って人です。根に持っていても仕方ない。

私も父が大嫌いっだったもんね。(今は好きよ)

でもさ、3人も子どもを育てて

辛い事も悲しい事もあっただろうけど

きっと楽しいこともいっぱいあったと思うんですよね。

実際、私も子育てを終えて楽しかった想い出がいっぱいある。

そんな事って、もう忘れてしまうのかな?

意図的に父の話から、私たちの子どもの頃の楽しい話に誘導するんだけど

あまり乗って来ないし、実際に忘れてる事が多い。

本当にもう忘れちゃったんですかい??   なんだか切なくなるね。

嫌だったことばかり覚えていて、楽しかった事はほんの一握りしか覚えてない。

なんだかヒドイ病気だ思う。

今日の事は忘れてもいいから、楽しかった想い出は忘れないで~!!

そう思わずにはいられないのです。

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