Y子さん(母)が認知症と診断されて以降
通院と薬による治療以外にも、出来る事はなんでもやってみた。
「少しでも脳に刺激を!!」とあちこち出かけてみたり
TVで「効果あり!」なんて言ってる事も色々と試してみた。
ご家族に認知症の方がおられる所は試してみたのでは?
そう思われる代表的な物。
まずは「アロマオイル」。
これは長年認知症を研究されてきた、鳥取大学の浦上克哉教授が提案されている方法方で
TV番組で放送されて大ブームになったものだ。
朝に「ローズマリー:レモン=2:1」、夜に「ラベンダー:オレンジ=2:1」で
配合したアロマオイルの香りを嗅ぐことで、認知症予防や症状の改善につながるとか・・・
もちろん、すぐにアロマオイルを購入し試してみましたとも!!
でもね、まずY子さんはオイル(日中用)を染み込ませたペンダントを拒否。
肩が凝ると言うのだ。
ペンダントは諦めてディフューザーも用意してみたが、全く使われる事はなかった。
同じ家に住んでいるのなら、こちらで朝晩用意してあげられるけれどね・・・
父にオイルのセットを頼んでみたけれど、なかなか面倒らしく実用化せずに終わってしまった。
用意されたオイルたちは、今はどこにあるのか分からない。(とほほ)
お次は「ココナツオイル」。
これまた大ブームになり、どこのお店でも品切れになり
購入するのがとっても大変だった。
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸の働きが、認知症の症状改善をもたらす云々。
毎日スプーン1杯程度でも効果が出るとか・・・・
「これは朗報!」と飛びついたのは言うまでもありません。
ところがですよ、このココナッツオイル、味に癖があるのでY子さんはお気に召さなかったよう。
父は毎朝トーストに塗って食べる方法が気に入っていたので
毎朝、嫌がるY子さんにスプーン1杯は勧めてくれた。
1ヶ月以上は忘れずに口にさせてくれたようだったけれど、このオイル摂取も
薬同様、Y子さんのストレスの元になっていたらしく、そのうち止めてしまった。
よってオイルの効果は??である。
このオイル、今も我が家に何個も残っている・・・・(汗)
それ以外にも、味覚が変わって食欲がなくなったY子さんに
味覚改善に効果があると言う「亜鉛」のサプリも飲んでもらった。
味覚が改善すれば食欲も戻るかな?そう思ったんですよ。
食事があまり摂れないと、きっと脳にも栄養が行かないんじゃないかな?
それも症状を悪化させてる原因じゃないかと・・・
でもね、これもまた薬同様、飲むのを嫌がったY子さん。
Y子さんは「薬を飲む」「病院に行く」って事が、とても嫌いだ。
病気になるのは悪い事だとでも思ってるのかな?
何を試しても上手く続かない・・・
それでもいい方法があると聞けば、きっとこれからも試し続けると思う。